
11eyes〜After〜-惜しみない愛を君に-(めぶきそふと)
■作品内容
かつて日本のとある地方都市『綾女ヶ丘市』で、人類の存亡を賭けた秘められた戦いがあった。運命に引き寄せられた少年少女は、異空間に封印されていた魔女と戦うことになる。『赤い夜』という異空間の中で、隻眼の少年『皐月 駆(さつき かける)』は『草壁 美鈴(くさかべ みすず)』という陰陽師の少女と出会う。生死を賭けた激戦を乗り越えたとき、駆と美鈴の間には分かち難い愛情が芽生えていた。戦いを終え、美鈴が故郷である『草壁の里』へ帰ると告げたとき、駆も草壁姓を名乗り、自らも陰陽師になる決意を伝える。風詠ヶ岳と呼ばれる険しい山地の麓にある『草壁の里』へと帰った美鈴と駆。かつて流派の宝刀五振りすべてを独占し、里を去っていた美鈴に対して、里の者たちの風当たりは予想以上に厳しかった。しかし、里を襲った怪異『骨喰』を美鈴と駆が倒したことをきっかけに、その風向きが変わりはじめる。そして、駆は厳しい修行の果てに、ついに草壁流陰陽師としての印可を得る日が訪れる。それは婚約していた美鈴と正式に結ばれることを意味した。草壁流独自の『婚姻の儀』を終えたふたりは、新婚初夜を迎える。それまで幾度となく、愛し合ってきてはいたが、特別な夜にふたりは激しく燃え上がるのだった。婚姻に至ったふたりではあったが、駆は美鈴に内緒である計画を練っていた。草壁流の仕来たりに粛々と従う美鈴が、実は長年夢見ていた『結婚の形』があることを駆は知っている。そんな愛妻の夢を叶えるために、駆が動き始める。『11eyes』本編で語られなかった美鈴と駆のその後を描く物語が、今ここにはじまる──
■サークル名:めぶきそふと
