■作品内容
無限のエネルギー『アカーシャ粒子』の発見により飛躍的な発展を遂げた近未来。しかし、それと同時に現れた『巨獣』により、人類は生態系の頂点から転げ落ちた。追いやられた人々の生存圏を守るのは、巨大人型兵器『外装』とそれを駆る『傭兵』。過去の事故により、アカーシャ粒子の適性を失ってしまった元傭兵の主人公。外装に乗れなくなった彼は、自らを『欠陥品』と自嘲し、世捨て人のようにあてもない放浪生活を続けていた。そんな中で出会った一人の少女。外装技師を目指している少女だったが、亡き母の設計図を継いで彼女がつくりあげた外装は、周囲から『骨董品』と揶揄され遠ざけられていた。なぜなら、その外装は『粒子を使用しない』というあまりにも時代に逆行した代物だったから。粒子を扱えなくなった欠陥品の傭兵と、粒子を使用しない骨董品の外装。二つが出会ったとき、物語の歯車がゆっくりと動き始める。「―――出撃だ、クニークルス」
■サークル名:だぶるす*こあ